ルーブルでの特別ゼミ
 
 10月30日から11月2日までの4日間、神学部長のエーミング(のOeming)教授によ
る「ルーブル特別ゼミ」が行われ、私も参加しました。妻も特別参加が許され一緒に行
きました。非常にハードな、しかし充実したゼミでした。参加したのは約20名の学生
(ほとんどが7学期生から9学期生)。学生はすべて事前に課題が与えられ、レポート
にまとめ、その時々に発表させられました。その課題は、たとえば、「古代エジプトの
歴史について」「古代エジプトの宗教について」「ウガリットの宗教について」「古代ペ
ルシアの歴史について」「アッシリアの宮殿について」などなどです。みんなよく調べ、
すばらしいレポートばかりでした。
 ハイデルベルクからパリまで約7時間のバス旅行ですが、バスの中で既にゼミが始まり、
それぞれの課題について発表し、エーミング教授が補足の説明をし、質疑応答がなされ、
非常に熱心に議論がかわされました。ルーブルでは、朝から閉館時間までみっちりゼミが
行われ、それぞれの展示の前で学生が発表しました。たとえば、エジプトの「死者の書」
の前では、一人の学生によってその内容や特徴などが説明され、教授がコメントし、他の
学生が質問したり意見を言ったりしました。その他「モアブのメシャの碑文」,
「エジプトのエクナトンの像」「ハムラビ法典」「エジプトの神々」
「ウガリットのバアル像」などなど興味深いものばかりでした。
 ルーブルは以前にも一度行ったことがありますが、「ミロのビーナス」やレオナルドの
「モナリザ」「岩窟の聖母子」やなどを見たことは覚えていましたが、こんなに古代オ
リエントの資料が豊富に展示されていることに驚きました。さすがに世界のルーブルだ
と感心しました。エーミング教授の解説がまた素晴らしく、かなり疲れましたが、こん
な貴重な体験はめったにできず、非常に充実した4日間でした。